部屋の中の小さな変化には、理由がある。
今日、テレビの位置と向きが少しずれていることに気づいた。
テレビの後ろにはサーキュレーターがあるのだが、角度などよく調整していたからわかる。
それが今日どうだろう。
テレビの右角とサーキュレータが接触していた。
昨日サーキュレーターを調整したばかりだから、こういうことはあり得ない。
しばらく前に、中国製の金属探知機を買ってあった。
ロフトに何か仕掛けられてないかを確認するため。
しかし、チョコレートの包み紙に反応するくせに、各種ケーブルには反応しないなど、中途半端なのもので、正直あてにならない。
だからひとまず、テレビには古いカレンダーをかぶせることにする。
そもそも論でいえば、2週間ほど前だったろうか。
段ボールのせいで見えなかった空気清浄機のランプが見えるようになっていた。
その時は何も思わなかったが、だれかが段ボールを移動したのだろう。
特に酔っぱらっていじった記憶もない。
夢遊病とかそういうのでもなければ。
ほかにも異変はいくつかある。
棚に置きっぱなしの空き缶が床に落ちていた。
たいていそれには中身が入っているから、常々注意してわきを通っていたつもりであったから、異変である。
足がおぼつかなくなり、棚に体当たりしたならすべての空き缶が落ちているはず。
そう思うと、いろいろと心が冷える。
以前経験した金縛りも、もしかしたらそうではないのかもしれない。
実際に人がいたのかもしれない。
いくら部屋が汚れているといっても、一度でも立ち入った経験がある人たちであれば、たかが知れている。
正直、悪寒が走る。
何かトラップを考えねば。
鍵の交換については真剣に考える。
合鍵の合鍵が存在する可能性があるから。
私の部屋でしくじりをしたアホがいるからなおさらだ。
小さな変化が気のせいではなくて現実であること、今回思い知らされた。
モンキーレンチがその辺にあったはず。
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