上記配信で興味深い話を聞いた。
あるリスナーは、フリマアプリなどを使用して金策に励んでいるとのこと。
裁判に備えてのことらしい。被害届はすでに出ていて、開示請求も警察の手で行われたとのこと。
問題となったのは書き込みの内容で、簡単な説明によると誹謗中傷、セクハラ的コメントが争点の様子。想像だが、1度きりでなく継続的に行っていたのだろう。
エール少額短期保険株式会社のページから見つけてきた情報によると、開示請求を弁護士に依頼する場合の相場は、着手金が50万円、報酬金が50万円とのこと。
金額的には非常にハードルが高いといえる。
しかし刑事事件なら警察がやればタダなのだ。
もっとも、これらの話がすべてが事実かどうかはわからないが、ニコ生の遊び方の現状について非常に参考となる話であった。
以下、参考ページ。
開示請求費用相場と民事裁判に関する件
ネット被害
高校生の娘が、インターネットの掲示板に個人情報を暴露され多くの人から誹謗中傷を受けた結果、うつ状態になり登校不能に陥った。そこで、誹謗中傷を煽る書き込みの中で特に悪質な者に対し、慰謝料請求をすることとした。
第一段階として、誹謗中傷を煽る書き込みをした者を特定するため、サイト管理者に対しIPアドレスの情報開示の仮処分を行い、その後プロバイダに対し発信者情報開示を要求して、発信者名の特定を行った。いずれも裁判手続きが必要だった。
弁護士費用相場 保険金 着手金 50万円 15〜20万円 報酬金 50万円 0〜20万円 第二段階として、特に悪質な書き込みを行った発信者に対し、慰謝料500万円を求めて訴訟を提起し、最終的に150万円の勝訴判決を受けた。
弁護士費用の相場 – エール少額短期保険株式会社会
弁護士費用相場 保険金 着手金 35万円 30~35万円 報酬金 25万円 0~25万円
刑事裁判(侮辱罪)の概要と実際の事例に関する件
Q8どのような場合に侮辱罪が成立するのかがあいまいではないですか。
侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A – 法務省
A8 個別具体的な事案における犯罪の成否については、法と証拠に基づき、最終的には裁判所において判断されることとなりますが、侮辱罪にいう「侮辱」にどのような行為が当たるかについては、裁判例の積み重ねにより明確になっていると考えています(例えば、令和2年中に侮辱罪のみにより第一審判決・略式命令のあった事例については、こちらから御参照いただけます。)。
個人的にはだが、彼には助かってほしい。
発信者情報開示請求関連
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