Google Search ConsoleのURL検査からのインデックス登録リクエストが失敗する件

運用

概要

これは、「失敗しました:DNS エラー: 不明なホストです」というエラーに関して、DNSレコードの設定が原因でうまくいかなかった、という記事。

Google Search ConsoleのURL検査からのインデックス登録リクエストが失敗する。

以前は問題なく登録が出来たが、急に失敗するようになった。

インデックス登録をリクエストすると、

インデックス登録リクエストに失敗しました

ライブテスト中に、URL のインデックス登録に関する問題が見つかりました

リクエスト後のエラーメッセージ

が表示され、

ライブテストを表示

へ誘導される。

すると、

URL は Google に登録できません

このページはインデックスに登録できません。インデックスに登録されていないページは Google で配信することができません。インデックスに登録できなかった理由について詳細をご確認ください。詳細

ページの可用性

ページをインデックスに登録できません: サイト全体の問題により、利用できません

特定の条件が満たされている場合にのみ、URL はインデックスに登録されます

検出

ライブテストでは確認できません

クロール

時間:2023/02/xx xx:xx:xx

ユーザー エージェント:パソコン用 Googlebot

クロールを許可?:はい

ページの取得:error

失敗しました:DNS エラー: 不明なホストです

インデックス登録を許可?:該当なし

インデックス作成

ユーザーが指定した正規 URL:該当なし

Google が選択した正規 URL:インデックス登録後にのみ決定されます

ライブテストの結果

上記のように、「DNS エラー: 不明なホストです」と表示され失敗する。

上記に関して、

詳細

上記に関する詳細情報へのリンク

詳細情報からの内容によると、「DNS エラー: 不明なホストです」というエラーは、

サイト全体の可用性に関する問題

公開 URL の登録の可否ステータスでサイト全体の問題があることが示されている場合、[ページの取得] の値は次のいずれかになります。

  • DNS サーバーが応答しません: これは多くの場合、数分以内に自動的に解決される一時的な問題です。
  • DNS エラー: 不明なホストです: DNS サーバーで URL が解決されませんでした。これは、数分以内に自動的に解決される一時的な問題であると思われます。
  • DNS エラー: プライベート IP が指定されました: DNS から、RFC 1918 プライベート IP(例: 10.0.0.1)など、特殊なまたはプライベートな除外範囲内の IP が返されました。
  • サーバー接続エラー: サーバーにアクセスできなかったか、接続が拒否されたか、接続に失敗しました。詳細
  • サーバーが無効な応答を返しました: リクエストされたプロトコルをサーバーがサポートしていないか、応答またはヘッダーが切り詰められているか、応答を解析できませんでした(たとえば応答データが正しく圧縮されなかったため)。詳細
  • サーバーの SSL 証明書が無効です: サイトの SSL 証明書が無効です。証明書が有効でない限り、Google はサイトで HTTPS URL をテストしません。
  • robots.txt にアクセスできません: robots.txt ファイルが存在してもアクセスできない場合、Google はウェブサイトをクロールしません。robots.txt がアクセス可能かどうかは、クロールの統計情報レポートで確認できます。
  • ホスト負荷が制限を超えています: Google のクロールまたは検査リクエストに対して、サイトが最大容量に達しているようです。テストは、トラフィックの負荷(Google が推定)が低下するまで実行できません。

サーバーエラーは一時的なものである可能性があるため、クローリング中には発生しないサーバーエラーがライブテスト中に発生したり、逆にクローリング中にサーバーエラーが発生してもライブテストが成功することがあります。

ページをインデックス登録出来ない場合の解説

とのことで、あくまで一時的な問題と記されている。しかし数分どころか数時間たってもエラーに変化がない。

サーバー設定に問題があり、アクセスに支障が出ているということならわからなくもないが、サイトマップの送信は可能であることから、Google側からもサーバーへはきちんとアクセスが出来ているように思える。

nslookupでDNSの情報を確認して検討する

nslookupによると、どうやら、これまでアクセスしていた xxx.jp にはキャッシュがあるためかアクセス出来るが、普段アクセスしない www.xxx.jp はIPアドレスを引くことが出来なかった。

つまり、DNSの設定に問題があるということになる。

考えられる原因としては、直近、メール関係の設定でDNSのレコードを追加したが、これが影響しているのか。

ただ疑問点は、先に書いたとおりnslookupからの xxx.jp は引けても、www.xxx.jp は引けないが、ネットサービスのtracerouteを利用して調査したところでは両方ともきちんと引けたという点。

さすがに全ドメインをあらかじめキャッシュするような非効率な仕組みは考えられないから、他のDNSのキャッシュが生きていたのか、まだ見えない部分に問題が隠れているのかもしれない。

あるいは、追加したDNSレコードを全部削除するか、だが…

対応

2023/02/16

結局出来ることは限られているので、DNSレコードを削除した。

ロリポップのレンタルサーバーでムームードメインのムームーDNSを利用しているので、その設定から削除・初期化を実施。

結果

DNSレコードを削除したことにより、nslookupでIPアドレスがきちんと引けるように復帰した。

DNSに関する知識の浅さを痛感させられる結果となった。

しかしながら、Google Search Consoleのインデックス登録リクエストは相変わらず「DNS エラー: 不明なホストです」のままであり、依然様子見が必要か。

その後

2023/02/17

エラーは消えてインデックス登録リクエストが受理されるようになった。

しかしDNSレコードの追加は必要なので、どう調整すればよいか。

さらにその後

2023/02/19

やったこと:DNS設定の初期化からのDNSレコードの追加

結果:「DNS エラー: 不明なホストです」のエラーは再現せず

結局は原因不明。

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